2013年06月28日

世界遺産の先輩

世界遺産の先輩今住んでいるリゾートから車で南に約20分走ると、1999年に世界遺産に登録された「ホイアンの古い街並み」があります。欧米人に大人気のこのエリアは、世界遺産登録を境に様々な変化があったようです。観光客に関して言えば、それまでは一部バックパッカーのみに知られた町で、一般観光客には馴染みの薄いエリアだったらしいです。それが登録を境に、欧米人の観光客が大挙して訪れるようになります。静岡で喩えれば、浅間通り商店街がいきなり京都並みの人出になった感じ、ですかね。
かつて(数百年~二百年前です)の国際貿易港だったホイアンは、時代に取り残されてひっそりとそこにあったようですが、(まぁだから世界遺産になったんだけれど)多くの観光客が訪れるベトナム屈指の観光客になって行きます。昔ながらの街並みで普通に生活を営んでいた人々は「商売」したい人に家を貸し、そこは土産物屋やレストランになっていきます。観光客が増え始めた頃は、「ボッタクリ」もいろいろあったのではないでしょうか。(今はそんことはありませんが)登録前のホイアンを愛する人々の中には、今のホイアンに失望している人も少なくないようです。世界遺産の先輩
しかしそれでもなお、ホイアンは素敵です。毎週訪れていますが、(今夜も行ってきます)一向に飽きる気配がありません。「港」には、そもそも人を惹きつける「磁場」のようなものがあるのでしょうか?つまり、「磁場」がある場所のみが「港」になり得たのではないでしょうか。不思議ですが、だからこそ、航海術も未熟であったろう時代から、そこが「港」たり得たのかもしれません。

この度、我が静岡県と山梨県にまたがり聳え立つ「富士山」が、世界遺産に登録されました。何十年見続けていても、冬の晴れた朝に雪を戴いた富士山を見ると「おお」と思わず声が出ます。本当に美しい。ほぼシンメトリーの孤立峰、大自然の偶然がもたらした我が民族への最高の贈り物。わたしは、世界登録の報も「当然」と思い、聞いていました。今でさえ外国人にも有名な富士山ですが、これからは単に眺めるだけでなく、近くまで行こうという観光客の皆さんが増える事でしょう。海外からの皆さんには、富士山と共に我々日本人の良いところも是非、伝えて行きたいですね。


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Posted by MAKOTO at 18:08│Comments(0)日記現地の流儀
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