2013年02月19日

習慣

 二十年以上前に、ロサンゼルスに少し暮らしたことがある。その時には、意識したことも無かったようなことを、最近は感じることがある。

 それは、二十年の間に私なりの学びがあったからなのか、アメリカが先進国でベトナムがそうでないからなのかは、判然としない。

 最近感じること、それは日本人の特異性というか優位性というか、日本民族の異質な部分というか、についてである。

 明らかに日本人とベトナム人は違う。いや、「NHK JAPAN」とか見ていると、他の欧米諸国の人々とも違っている。

 その違いは、長い歴史の蓄積の上に築かれたものだと思うのだが、日本人は明らかに「違っている」

習慣

どこでも、学歴家柄など関係なく(突き抜けた上流のひとたちは違うでしょうが、彼らはもはやベトナム人とは言えない)この調子。「靴を揃える」習慣が無いようだ。

メロンやひまわりの種を食べれば、その殻は他人の家でもオフィスでも構わず床に投げてしまう。そういう習慣。

飯屋に行けば、骨やら貝殻やら卵の殻やらペーパーナプキンやら全部床に投げてしまう。(頼むからケンタッキーではやめてくれ、油っぽいんだから)そういう習慣。

日本には、そんな習慣、無い。靴のこと、ゴミのこと、習慣の問題。ちっぽけな違い。

だかしかし、習慣の違い、習慣の差、実は果てしなく大きな違い、大きな問題。

どんなことがあってもベトナムは日本に追いつけない。やっぱり中国も日本に追いつけない。そう、感じる。

習慣は、長い民族の歴史の中で、民族としての価値観が醸成していくものであろう。習慣は、生き方や考え方にも影響を及ぼすものだ。習慣を侮ることなかれ。

そして、習慣を変えることは生き方を変えるにも匹敵する一大事で、個人レベルでは可能な場合もあるが、(いや、特定の民族の限られた一個人に限定しての認識か)民族をあげてそれを変えるには、長い長い年月を必要とすることだろうと思う。

昨日の「Cool JAPAN」という番組では、日本以外の国では、お母さんが出がけの子供に「ハンカチ、ティッシュ、ちゃんと持った?」などとは、言わないそうだ。欧米人を含む世界中のゲストがの日本だけの習慣だと言っていた。
小さな習慣の違い、それのもたらす大きな差。

習慣・・・一個の人生も、そして民族の未来までをも変えてしまう可能性のある人間の行動。



中国の大気汚染のニュースを聞いて「ザマミロ」と思う日本人はどれくらいいるのだろうか。逆に日本がそうなった時に「ザマミロ」と思う中国人はどれくらいいるのだろうか。

そんなことも、ふと、考えるこの頃。





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Posted by MAKOTO at 14:21│Comments(0)日記
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