2013年02月15日
13日の午後

観音様を見に行って、雨に降られて帰ってきた13日の午後。オープン前のリゾートにいるのは、庭師何名かと私だけ。
天気もいいし、初めてプールで泳ぎました。
何しろ高級リゾート独り占め。役得とはいえ、贅沢過ぎます。プールサイドでビールと読書。何年かぶりの日光浴。
誰もいない、リゾート。
遠くで波の音がするだけ。
日差しは、もう日本の夏並み。その日は日焼けでシャワーのお湯が痛かった。日本から持ち込んだ、開高健「ベトナム戦記」を読む。(高校時代に既読だが、やはり現地で再読したいと思い持参)
この国で、凄まじい戦争があったことなど、このプールサイドでは想像すら出来ない。米国が唯一の敗北を喫したベトナム戦争。地球上で唯一アメリカを負かしたベトナム。そのDNAを受け継ぐ若者たちとこれから一緒に仕事をするのだ。
この日は開高健先生が従軍していた部隊が、17/200という生存率の奇襲を受ける場面までは読み進めなかった。
まだ、戦争の当事者になる前の記述は時にユーモアも混じるが、奇跡の生還後は、その筆致も変わる。
追伸 後日読み進むと、先生が絶望的攻撃を受けたのは、2月14日だったそうです。同じ日にその記述部分を読みましたが、なんたる偶然!
Posted by MAKOTO at 23:58│Comments(0)
│現地の流儀