2013年02月16日

テト明けの年始回り

昨晩、下書きにしておいた記事が何処かへ行ってしまったので、気を取り直してもう一度。

14日、テトホリデー明けの出勤日。朝、現地スタッフが「ここらの習慣で、年明け初日の出勤日は、みんなで昼ごはんを食べに行きます。そして、近くに住んでいる同僚の家へ年始回りをします。」と言う。



で、総勢十名で出発。私も後学のために参加。まずは、Miss.カムの家へ。彼女の家は、郊外の漁師村にあったが、集落ただ一軒の「カラオケルーム」を経営していた。

そこで、麺料理(名前不明)を頂き、ワインなども頂きました。親類の女の子だろうが、いきなり日本語で話してきたのにはびっくりした。聞けば、ダナン外語大学で、日本語を専攻していると言う。何かの縁、ということもある。これからもよろしくね。

次は、ドライバー、ヨンの家だ。




ここは本当の田舎村。観光客は絶対に見ることのない地元民の村。電気や水道が来ていたりするのが不思議なくらいの田舎だ。そこで彼は、3歳と5歳の娘と4人で暮らしている。
ギターを弾き、MCもこなす彼は、そのうち大きな家へ引っ越すだろう。

ヨンの家はド田舎だったが、世界遺産のホイアンまではものの十分。みんなで街をそぞろ歩き、中華系のお寺で初詣などして、日本同様おみくじをひいて、一喜一憂し、街外れのオープンエアーローカルレストランへ。





店の片隅から煙が漂ってくるので見てみると、博物館で展示してあったのと同様のスタイルで、ライスぺーパーを作っていました。初めて見たけど、感動!観光の皆さんにも見せたいですね。

先ほど、Miss.カムの家でご飯は頂いたので、中部ベトナムの名物でもある「しじみ」の和え物と、ベトナムぜんざいのチェーなど頂き、事務所に戻りました。

  


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2013年02月15日

13日の午後


 観音様を見に行って、雨に降られて帰ってきた13日の午後。オープン前のリゾートにいるのは、庭師何名かと私だけ。
天気もいいし、初めてプールで泳ぎました。

 何しろ高級リゾート独り占め。役得とはいえ、贅沢過ぎます。プールサイドでビールと読書。何年かぶりの日光浴。



 誰もいない、リゾート。



 遠くで波の音がするだけ。




 日差しは、もう日本の夏並み。その日は日焼けでシャワーのお湯が痛かった。日本から持ち込んだ、開高健「ベトナム戦記」を読む。(高校時代に既読だが、やはり現地で再読したいと思い持参)

 









 この国で、凄まじい戦争があったことなど、このプールサイドでは想像すら出来ない。米国が唯一の敗北を喫したベトナム戦争。地球上で唯一アメリカを負かしたベトナム。そのDNAを受け継ぐ若者たちとこれから一緒に仕事をするのだ。


この日は開高健先生が従軍していた部隊が、17/200という生存率の奇襲を受ける場面までは読み進めなかった。
 まだ、戦争の当事者になる前の記述は時にユーモアも混じるが、奇跡の生還後は、その筆致も変わる。

追伸 後日読み進むと、先生が絶望的攻撃を受けたのは、2月14日だったそうです。同じ日にその記述部分を読みましたが、なんたる偶然!  


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2013年02月14日

私もテトホリデー?

 一応、オフィスは9日~13日がテトホリデーでしたが、丁度日本人のマネージャーが、月例の視察に来ていた関係で、12日までは、何人かが出勤していました。(300%の休日出勤手当でね!)

 13日、マネージャーは朝一でセブ島へ。で、昨日は、リゾートには誰もいませんでした。私も午前中、予てより気になっていたところに行って来ました。

 リゾート前の海に向かって左側の半島にそびえ立つ、「観音様」を見に行って来ました。

 海岸通りをひたすら観音様を目指せばいいわけで、迷うことはありませんでしたが、 片道約20キロ。割と遠かった。

 多くの参詣者がいて、皆さん新年のお参りをしているのでしょう。本尊様の後ろの後光の部分が電飾になっていた(内から外に向けて光が広がっていく感じに動いていました)のには、いささか日本人の美意識からすると違和感を覚えましたが・・・・(撮影禁止の雰囲気だったので、写真なし)

 そして、境内にはリゾートからも見ることの出来る、大観音像。(優に5、6階建てのビルくらいの高さがあります)ここでも皆さん手を合わせていました。

 観音様の写真を撮っていると、その後ろにスコールを呼ぶ黒雲が見えました。なんだよ、来るまでは穏やかな日差しの良い天気だったのに、と思いましたが急いでバイクに乗り、お寺を後にしたのですが・・・・

 しっかり降られました。ビショ濡れになりながらバイクを走らせ十分。それでもなんとか雨雲を抜け観音様を見返すと、そこはもう絶望的な黒雲に覆われ、観音様の姿は見えませんでした。

 やはりここは、温帯モンスーンではなく、亜熱帯に属するのを身にしみて感じた午前中でした。

 午後は、更にそのことを再認識することに・・・・  


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2013年02月13日

今週はずーっとホリデー?


 
 ベトナムの皆さんにとっては、一年で唯一の長期休暇が、このテトホリデー。
年に一度の帰省とかもするから、休む人は十日も二週間も休みます。

休みが認められなければ、そのまま退社とか、休みのまま自然に解雇とか、普通におきるらしい。

漁師も当然休み。朝のウォーキング中の一コマ。 おなじみザル船の進化系?形が若干扁平になって、

そして、小さなスクリュー付き。

船の中を覗くと、大漁?の名残か、こんなものが捕れるようです。

 

今日は、オフィスにも入れません。さて、どうしよう。


  


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2013年02月11日

祝賀フラワーフェスティバル





日本は太陽暦だけど、干支は太陰暦に準ずると考えたほうが正解なのだろうけど、中国もベトナムも今年は「巳年」。
ダナンでは今年の年末年始に、「第一回フラワーフェスティバル」が開催されました。

元旦の昨日昼前、早速見物に行きましたよ。

地元ベトナム人は、いろんなところで言われていますが、本当に写真が好きで、会場はいたるところで撮影会になっていました。

皆さん年始で、やはり「おめかし」しての外出のようです。

日本に比べて娯楽施設がまだまだ整っていないダナンでは、こういった催しは人が集まりますねぇ。



この時期の観光の目玉には成り得ないかな、というのが率直な感想です。が、沢山の花の中を歩くのは気持ちがいいですね。
  


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2013年02月10日

謹賀新年

今日10日は、テトです。旧正月の元旦。中国では、昨夜からの新年恒例の爆竹で、大気汚染が悪化したとか・・・・
で、ここダナンでは、深夜0時から15分間の恒例祝賀花火。

友人の住む高層アパートで鑑賞しました。

川向こうの建設中のホテルは、年が変わると、ベトナム国旗をイルミネーションで掲げました。


そして、室内には新年を迎えるために同居人が買った百合の花。
皆さん新年明けましておめでとうございます。




  


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2013年02月08日

唯一最大のイベント「テト」その1

 中国もそうだが、ベトナムも正月といえば、旧暦による所謂旧正月を新年としている。

 なんでも、ベトナムの旧正月(以後テト)は、日本のお盆も兼ねているようで、亡くなった先祖の霊は、大晦日に家に戻ってきて、三が日は家にいるらしいのだ。

 まさに、盆暮れが一緒に来るわけで、年間を通じて唯一無二の一大イベントになるのは、むべなるかな、である。

 様々な風習や習慣があるらしいのだが、その歴史も謂れも知る由もないが、昨日は、就業間近にオフィスのみんなが写真を撮りに表に行こうと言う。

 なんでも、テト前に写真を撮ると来年もいいことがあるらしいのだ。(話の内容をしっかり理解できていないのだが、ひょっとしたら、今年同様来年もみんなで頑張ろうという意味の集合写真か?)

 お年玉の習慣もあるらしく、私もピン札を十枚用意して、新年に備えます。










   


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2013年02月08日

ザル舟のご紹介


今日は、ベトナムの沿岸で漁をするする、極めてローカルな漁師さんの舟をご紹介。

巨大な「ざる」に、牛糞をすり込んで防水しており、形状はまるで大きな一寸法師のお椀の舟そのもの。一本の櫓を操って進みます。

一人乗りなので、操船も一人の力、漁も一人の力、当然水揚げも一人の限界内。しかし、漁に出る経費として、燃料代はゼロ。強いて言えば、漁師さんのパワーを得るためのご飯代のみ。そこにあるのは石器時代の経済学ですよね。

漁師の村に生まれた子は、やがて父親にザル舟の操作や漁の仕方を学び、一人で漁に出るようになるのでしょう。

彼らは間違いなく何世代にもわたって、「こうすれば、もっと沢山の魚が、もっと効率よく漁れるようになる」などとは考えずに来たのでしょう。そして、これからも考えたりしないのでしょう。(勝手な推測ですが。)

そこには、お魚と人間との共存共栄が、しっかり存在しているように感じます。

日本人はつい、「効率悪いことしてんなぁ」などと思ってしまいますが、間違いなく近海の水産資源が枯渇することはないでしょう。

明日は、旧暦の大晦日ですから、今日の漁で仕事納めかな?

  


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2013年02月06日

あんまりな価格設定

 世界遺産ホイアンの近くの「焼き物村」へ、リゾートのスパで使う焼き物のたらいを探しに行って来ました。

リゾートからは約30分、しっかり田舎の雰囲気満載の「焼き物村」です。

とある、工房?へ行くと観光客に作業工程を見学させています。オーダーも出来るようで、スパのリーダが希望を告げると・・・・・この道数十年と思しきその家のおばあちゃんが、ものの数分で注文通りの品物を作っちゃいます。



で、値段を聞くと、驚愕の「300ドル!」さもない花瓶を見ていたら「250ドル」とか言っていたけど、まさか聞き違いだろうと思っていたのだが、そうでは無かった。

日本だって、約30,000円の焼き物って言ったら、ちょっと普段使いは出来ない金額。芸術作品の範疇だ。ましてや現地は、ワンタン麺が100円の世界。

ボルにも程があるよね。もうちょっと、そうかな?程度にボッとけば、注文までいったかも知れないが、スパリーダーのフィリピン人ビックリ、ヘッドシェフのフランス人ビックリ、日本人もビックリ。

ただ、同行のベトナム人はノーコメント。????バックマージンとか込なの?

オーダーまで行かなきゃ意味ないんだから、これからはもう少し現実味のある価格で交渉しましょうよ、ね。  


Posted by MAKOTO at 16:59Comments(0)現地の流儀

2013年02月02日

プライベートな忘年会


 会社の忘年会で、様々な賞金が出たことはお伝えしたが、(セクション対抗かくし芸、レクレーションスポーツ大会)
その賞金で一杯やろうと、若いスタッフたちは2日続けての飲み会だ。

 終業時間に、シェフもどうだ?と誘われたので、当然二つ返事で「行きましょう!」

 で、本日は、ローカルの居酒屋というかビアホールというか、まぁ、そこら辺でユルーイ感じで営業している、飲んで食える店。

 倉庫を店舗にしちゃったような、実は裏が住まいだったりするタイプの店だ。かたちばかりの水槽には、蛙とナマズ、そして、
そこらで捕まえてきたような、蛇が二匹!

 お任せだったのか、とりあえずの料理が出てきて、蛇は出なかったが、カエルは美味しく頂きました。

 こちらの人間は、ほぼ100%バイク移動です。飲んでもバイク。そのせいか飲み物はこちらの店もビールかコーク。度数の高い酒類などもってのほかだ。

 ビールは冷えていないから氷入れて飲む。どんどん氷溶ける。薄まる。あまり酔わない。事故らない。生活の知恵?といっていいのかどうか・・・・

 てか、飲酒運転の罰則どうなってるのかな?

 それなりに盛り上がって、二次会はカラオケ。日本と変わらない行動パターンですね。



 一軒目の店は部屋がなく断られ、二軒目にイン。カラオケ屋はダナンでも大流行りのようだ。

 まぁ、マイクの取り合いにはなるは、マイク離さないやつはいるは、噂に聞くベトナム人の行動が体験出来ました。

 「歌え」というので、ビリージョエル歌ってやった。機械の採点は「百点!」採点基準判らん。が、とりあえず一同「おおっ!」

 カラオケ発祥の地、日本出身のわたくしも面目を保てたかな。

 みんな支払いも気にせず勝手に帰るので、私も早々に引き上げました。

 昔懐かしい日本の十二月のような日々です。

   


Posted by MAKOTO at 12:29Comments(0)現地の流儀